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Copyright © 2012-2023 Tronxy 3D Printer All Rights Reserved.
XY-2 Pro Series
The LCD screen and menus are fantastic, and the leveling functions are awesome. For the price point, this printer is excellent for the beginner/hobbyist.
The program it came with is easy to use.
(他メーカーと比べ説明が非常に親切です)
製品の質にはとても満足しているのでここでは初心者向けに説明書の補足と3Dプリンターの知識を書き綴ります。
(説明書と順序が異なります)(時間に余裕があれば長いですが大事なので全部読んでくださいね)
上記の説明書をDLし終えたら組み立てをする必要がありますが僅か3パーツしかないので楽です。
(他製品では小さな装置ひとつひとつを組み立てる段階から始めるので難易度が高い)
まず説明書どおりに組み立て・配線と専用スライサーソフトをインストールしてください(まだ電源は入れない)
第一に各軸が正常に動くかの確認&調整です。説明書にも細かく書いてますが左右前後に動かして”引っ掛る”部分がなければ調整する必要はありません。しかし私の場合は台座のY軸が奥に行くにつれ引っ掛かりが強く次第には動かなくなりました。これは自力で解決したのですが説明書の指示にあるような”ナット”を緩めても直らず、台座の下のモーターと本体を固定しているネジを緩める事で解決しました(工場でネジを強く締め過ぎていたのが原因) 問題なさそうであれば電源を入れて、操作パネル上で手動で前後左右に動かして異音がなければ成功です。
第二にレベリングです。この製品には2万円前後の機種にはない自動レベリングシステムがあります。
これは台座が斜めに傾いていないかの確認を赤外線で距離を測って数値で確認するもので非常に便利かつ重要なシステムです。それがない製品の場合、目視で判断することになるのですがビー玉など球体を中央に置いて転がらなければ成功!と一応判別できるものの±0.05mm以内の範囲に抑えなければ造型に問題が生じます。
※レベリングは造型1回ごとにするのが理想です。造形が長時間に及ぶと各部のナットが緩み台座が傾く事が頻繁にあります。また、ノズルの先が造形物に接触し転倒→造型失敗に繋がります。
※レベリングを適当にすると造型初期段階で手前と奥でフィラメントの出方が薄かったり濃かったり、そもそも輪郭をなぞらない場合が起きますがこれは水平でないということです。
※±0.05mm以内の範囲とは四隅の数値で判断してください。中央やそれ以外の数値に大きな変動があっても四隅さえその範囲内なら必ず成功します。
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さて、レベリング時に使用する台座の準備ですが内封されている”アクリル?上の半透明”なマットとそれよりも弾力のある”真っ黒のロゴマーク入り”のマットの2枚がありますが使うのはアクリルマットのみです。というのもロゴ入りマットは熱で変形して ”たわむ” のでそれが造型の失敗に繋がる事が何度もありました。付属の固定具で止めても無意味です。また赤外線の探知距離がかなり短く、そのたわみが原因となって台座との距離がつかめず、ノズルが台座に突き刺さるように押し込むことが何度もありました。なので変形の心配がないアクリル板を使用します。その後、説明書に従い自動レベリングを行います。それで表示された数値を元に何度も何度も調整します。各所合計値が±0.05mm以内に抑える事ができたら成功です。
第三にノズルの高さ調整です。レベリングでノズルと台座を水平にし終えたらノズルの高さを決めます。
これはフィラメントの定着に影響を及ぼします。よく紙のプリント用紙一枚が少し刷れるぐらいがちょうどいいと言われていますがまさにその通りでここはテストプリントの結果と照らし合わせて”何度も”調整してくださいね。プリント開始時に丸い輪郭を描く所を角ばったような線を引いていたらそれはノズルの高さが高い場合が多いです。(または台座が水平でない)
第四に一通り終えたら説明書にあるやり方でフィラメント入れていきます。挿入が非常に面倒で毎度苦労するのですが先端を斜めに切り落としておくと少しは楽になります。上手く入ったらフィラメントの画面上で温度の表示部分を押して過熱します。200度に設定してください。温度が規定値になればフィラメントの押し出し装置を作動できますが上手く通っていない部分はガガガガと詰まる音がします。必ずチューブ内にそれが通ってるのを確認してください。溶けた物が一定量で流れて出てきたら成功です。
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印刷を快適にかつ確実に実施する為に台座に人手間加えます。先ほどのアクリルプレートを取り外して、それに養成テープを張ってください。これにより表面に凹凸が出来て造形物がはがれ難くなります。しかしそれだけでは不十分なので100均で3個入りのスティックのりを買ってきて養成テープの上に塗ります。これでどのメーカーのフィラメントを使っても絶対に剥がれなくなります。養成テープは表面が破れたり汚れたりしないかぎりずっと貼り付けていても大丈夫(造型プレートが各メーカーより発売されていますが数回の使用で高価がなくなるので養成テープ+スティックのりの組み合わせが一番 2.3回薄く重ねると完璧)
第五にいよいよテストプリント開始..と行きたいところですが付属のテストモデルだと時間がかなり掛かる割りに満足度も低いので形状が簡単ですぐにできる実用的な物を作りましょう。以下からデータをDLしてください
(thingiverseというwebサイト上で”Cubistand Pencil Pen Brush Holder Stand”と検索 緑色のペンホルダー)
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ダウンロードしたデータを3Dプリンターに読み込む形式に加工するため、付属のスライサーソフトのセッティングを行います。説明書に従ってまず各数値の入力をしてください。簡単です。造型範囲さえ間違えなければ大きな失敗は起きません。設定画面を閉じて3Dビュー(最初の画面)に戻って、先ほどDLした STL形式 のデータを入れます(4つあるので全部)そして左下のセッティングをクリックをし設定値を入力します。この設定値ですが作りたいものによってその都度変更する必要があります。大きなモデルで造形が繊細さを必用としないのであれば速度を上げて印刷すれば時間を短縮できるし、造形が細かくしたい場合は精度を出す為に遅く、またフィラメントを細く出すように設定する事で良質な仕上がりになります。
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≪調整ポイント≫
①layer Height=フィラメントの細さを調整する設定です。これで造形物の細かさが決まります。
0.08mmが最高品質で通常は0.2mmでそれなりに良い品質になります。速度を重視するなら
0.3mmでもOK。0.3mmでも造型後に模型用のパテで積層痕を埋めるとという手間を掛けることで
造型時間の大幅な短縮が可能です。
②Infill Density=内部の密度を調整する設定です。推奨値は20%になっていますが4%で充分です。
③Printing Temperature=温度の設定です。どのメーカーのフィラメントでも205℃で問題な造型出来ています。
(印刷中に温度が上下するのでちょうど良い温度よりも+5℃程上げると良いです)
④Build Plate Temperature=台座の温度の設定です。これが低すぎると溶けたフィラメントがすぐに硬化してし
まうので特に部屋が寒い場合は温度を上げてください。65度がちょうど良いです。
⑤Print Speed=速度の設定です。50~70で設定するといいです。造形が四角形や丸で単調な形であれば
70でも問題なくいけます。細かい場合は50かそれ以下にしましょう
⑥Support Overhang Angle=台座に接していない浮き上がった部分をどこまで補強するかの設定です。
⑦Build Plate Adhesion Type=台座から造形物が印刷中に剥がれないようにするための設定です。特に小さく細長いパーツなどは剥がれやすいのでこれで設置面を増やす必要があります。Typeは”Brim”にして10mmとすれば充分です。
他は触る必要がありません。
今回のデータを印刷するのに私が設定する数値は①0.3mm ②4% ③205℃ ④65℃ ⑤60 です。
4つのパーツを右側の移動・回転ボタンで1~2cm程の均等間隔を開けて配置しましょう。支柱となる棒は縦のままで大丈夫です。レベリングが正常に水平になっていれば成功します。下の Prepare というボタンを押して出力データを完成させましょう。SDカードにデータを入れて本体に差し込みます。
さてさてようやくプリントができますヽ(〃^▽^〃)ノ
操作盤のホーム画面よりプリントを押してそのデータを出力します。出力中も速度や温度等は変更できます。
この際、ちゃんとフィラメントが押し出されてるか確認してください。最初の数秒間は出ていないことがありますが段々と積層されていきます。
おつかれさまでした あなたの3Dプリンターライフが実りあるものになりますように
~~~~~
補足
①このマシンは一見このメーカーが一から独自に開発したように思うかもしれませんが実はこれ”Ender-3”という安価な3Dプリンターが急速に普及するきっかけとなったとあるプロジェクトで作られたマシンの派生品です。なので同じ見た目の製品の場合はパーツに互換性があったり、パーツなどに互換がある場合があります。メーカーごとに違うのは操作盤・ノズルの形状・電源の位置等です。メンテナンスや各軸の調整は同じです。
l
②メンテナンス。3Dプリンターは造型に非常に時間がかかる為、思っている以上に軸がゆるんだり動きが鈍くなるなどの問題が起きます。造型に異常があれば頻繁に左右前後動くかどうか確認してください。そして稼動部には注油しま
(他メーカーと比べ説明が非常に親切です)
製品の質にはとても満足しているのでここでは初心者向けに説明書の補足と3Dプリンターの知識を書き綴ります。
(説明書と順序が異なります)(時間に余裕があれば長いですが大事なので全部読んでくださいね)
上記の説明書をDLし終えたら組み立てをする必要がありますが僅か3パーツしかないので楽です。
(他メーカーではレールに装置を取り付けたりと部品を1から組み立てする必要があるなど難易度が高い)
まず説明書どおりに組み立て・配線と専用スライサーソフトをインストールしてください(まだ電源は入れない)
第一に各軸が正常に動くかの確認&調整です。説明書にも細かく書いてますが左右前後に動かして”引っ掛る”部分がなければ調整する必要はありません。しかし私の場合は台座のY軸が奥に行くにつれ引っ掛かりが強く次第には動かなくなりました。これは自力で解決したのですが説明書の指示にあるような”ナット”を緩めても直らず、台座の下のモーターと本体を固定しているネジを緩める事で解決しました(工場でネジを強く締め過ぎていたのが原因) 問題なさそうであれば電源を入れて、操作パネル上で手動で前後左右に動かして異音がなければ成功です。
第二にレベリングです。この製品には2万円前後の機種にはない自動レベリングシステムがあります。
これは台座が斜めに傾いていないかの確認を赤外線で距離を測って数値で確認するもので非常に便利かつ重要なシステムです。それがない製品の場合、目視で判断することになるのですがビー玉など球体を中央に置いて転がらなければ成功!と一応判別できるものの±0.05mm以内の範囲に抑えなければ造型に問題が生じます。
※レベリングは造型1回ごとにするのが理想です。造形が長時間に及ぶと各部のナットが緩み台座が傾く事が頻繁にあります。長い時間かけてもそれを確認しなかったばかりに一からやり直す、なんてことは避けましょう
※レベリングを適当にすると造型初期段階で手前と奥でフィラメントの出方が薄かったり濃かったり、そもそも輪郭をなぞらない場合が起きますがこれは水平でないということです。
※±0.05mm以内の範囲とは四隅の数値で判断してください。中央やそれ以外の数値に大きな変動があっても四隅さえその範囲内なら必ず成功します。
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さて、台座表面のセッティングですが内封されている台座のマットは”アクリル?上の半透明”なのとそれよりも弾力のある”真っ黒のロゴマーク入り”のマットがありますが使うのはアクリルマットのみです。というのもロゴ入りマットは熱で変形して ”たわむ” のでそれが造型の失敗に繋がる事が何度もありました。付属の固定具で止めても無意味です。また赤外線の探知距離がかなり短く、そのたわみが原因となって台座との距離がつかめずそれに突き刺さるように押し込むことが何度もありました。なので変形の心配がないアクリル板を使用します。その後、説明書に従い自動レベリングを行います。それで表示された数値を元に何度も何度も調整します。各所±0.05mm以内に抑える事ができたら成功です。
第三にノズルの高さ調整です。レベリングでノズルと台座を水平にし終えたらノズルの高さを決めます。
これはフィラメントの定着に影響を及ぼすのですがテストプリントするまで分からないので難しいポイントでもあります。よく紙のプリント用紙一枚が少し刷れるぐらいがちょうどいいと言われていますがまさにその通りでここはテストプリントの結果と照らし合わせて”何度も”調整してくださいね。プリント開始時に丸い輪郭を描く所を角ばったような線を引いていたらそれはノズルの高さが高い場合が多いです。(または台座が水平でない)
第四に一通り終えたら説明書にあるやり方でフィラメント入れていきます。挿入が非常に面倒で毎度苦労するのですが先端を斜めに切り落としておくと少しは楽になります。上手く入ったらフィラメントの画面上で温度の表示部分を押して過熱します。200度に設定してください。温度が規定値になればフィラメントの押し出し装置を作動できますが上手く通っていない部分はガガガガと詰まる音がします。必ずチューブ内にそれが通ってるのを確認してください。溶けた物が一定量で流れて出てきたら成功です。
次に台座の準備です。先ほどのアクリルプレートを取り外して、それに養成テープを張ります。これにより表面に凹凸が出来て造形物がはがれ難くなります。しかしそれだけでは不十分なので100均で3個入りのスティックのりを買ってきて養成テープの上に塗ります。これでどのメーカーのフィラメントを使っても絶対に剥がれなくなります(造型プレートが各メーカーより発売されていますが材質により効果がない場合もあるので養成テープ+スティックのりの組み合わせが一番 2.3回薄く重ねると完璧)
第五にいよいよテストプリント開始..と行きたいところですが付属のテストモデルだと時間がかなり掛かる割りに満足度も低いので形状が簡単ですぐにできる実用的な物を作りましょう。以下からデータをDLしてください
(thingiverseというwebサイト上で”Cubistand Pencil Pen Brush Holder Stand”と検索 緑色のホルダー)
と、その前に説明書に従って専用ソフトの設定をしてください。簡単です。造型範囲さえ間違えなければ大きな失敗は起きません。設定画面を閉じて3Dビューのある画面に先ほどDLした STL形式 のデータを入れます(4つあるので全部)そして左下のセッティングをクリックをし設定値を入力します。この設定値ですが作りたいものによってその都度変更する必要があります。大きなモデルで造形が繊細さを必用ないのであれば速度を上げて印刷すれば時間を短縮できるし、造形が細かくしたい場合は精度を出す為に遅く、またフィラメントを細く出すように調整しましょう
≪調整ポイント≫
①layer Height=フィラメントの細さを調整する設定です。これで造形物の細かさが決まります。0.08mmが最高品質で通常は0.2mmでそれなりに良い品質になります。速度を重視するなら0.3mmでもOK
②Infill Density=内部の密度を調整する設定です。推奨値は20%になっていますが4%で充分です。
③Printing Temperature=温度の設定です。どのメーカーのフィラメントでも205℃で問題な造型出来ています。
④Build Plate Temperature=台座の温度の設定です。これが低すぎると溶けたフィラメントがすぐに硬化してしまい積層が上手く行かない事があるので特に部屋が寒い場合は温度を上げてください。65度がちょうどいいです
⑤Print Speed=速度の設定です。50~70で設定するといいです。造形が四角形や丸で単調な形であれば70でも問題なくいけます。細かい場合は55かそれ以下にしましょう
⑥Support Overhang Angle=台座に接していない浮き上がった部分をどこまで補強するかの設定です。
⑦Build Plate Adhesion Type=台座から造形物が印刷中に剥がれないようにするための設定です。特に小さく細長いパーツなどは剥がれやすいのでこれで設置面を増やす必要があります。Typeは”Brim”にして10mmとすれば充分です。
他は触る必要がありません。
今回のデータを印刷するのに私が設定する数値は①0.3mm ②4% ③205℃ ④65℃ ⑤60 です。
4つのパーツを右側の移動・回転ボタンで1~2cm程の均等間隔を開けて配置しましょう。支柱となる棒は縦のままで大丈夫です。レベリングが正常に水平になっていれば成功します。下の Prepare というボタンを押して出力データを完成させましょう。SDカードにデータを入れて本体に差し込みます。
さてさてようやくプリントができますヽ(〃^▽^〃)ノ
操作盤のホーム画面よりプリントを押してそのデータを出力します。出力中も速度や温度等は変更できます。
この際、ちゃんとフィラメントが押し出されてるか確認してください。最初の数秒間は出ていないことがありますが段々と積層されていきます。
おつかれさまでした あなたの3Dプリンターライフが実りあるものになりますように
~~~~~
このマシンは一見このメーカーが一から独自に開発したように思うかもしれませんが実はこれ”Ender-3”という安価な3Dプリンターが急速に普及するきっかけとなったとあるプロジェクトで作られたマシンの派生品です。なので同じ見た目の製品の場合はパーツに互換性があったり、パーツなどに互換がある場合があります。メーカーごとに違うのは操作盤・ノズルの形状・電源の位置等です。メンテナンスや各軸の調整は同じです。
最後にメンテナンスです。3Dプリンターは造型に非常に時間がかかる為、思っている以上に軸がゆるんだり動きが鈍くなるなどの問題が起きます。造型に異常があれば頻繁に左右前後動くかどうか確認してください。そして稼動部には注油しましょう。注油は他のサイトやブログではあまり書かれていませんが必要な作業です。配線等に掛からないように5-56などのスプレータイプで注油し、特に縦のz軸は動きが悪いと大きな失敗を引き起こす要因になるのでゴリゴリゴリといった異音がする場合は必ずしましょう。高さのあるモデルを印刷する前は1回終るごとに注油しましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
もし分からない事があればここのコメント欄に相談内容お寄せくださいな
なぜこの事を商品説明に記載していないのか分かりませんが他メーカーと比べ非常に説明が親切です。
製品の質にはとても満足しているのでここでは初心者向けに説明書の補足と3Dプリンターの知識を書き綴ります。
(説明書と順序が異なります)(時間に余裕があれば長いですが大事なので全部読んでくださいね)
上記の説明書をDLし終えたら組み立てをする必要がありますが僅か3パーツしかないので楽です。
(他メーカーではレールに装置を取り付けたりと部品を1から組み立てする必要があるなど難易度が高い)
まず説明書どおりに組み立て・配線と専用スライサーソフトをインストールしてください(まだ電源は入れない)
第一に各軸が正常に動くかの確認&調整です。説明書にも細かく書いてますが左右前後に動かして”引っ掛る”部分がなければ調整する必要はありません。しかし私の場合は台座のY軸が奥に行くにつれ引っ掛かりが強く次第には動かなくなりました。これは自力で解決したのですが説明書の指示にあるような”ナット”を緩めても直らず、台座の下のモーターと本体を固定しているネジを緩める事で解決しました(工場でネジを強く締め過ぎていたのが原因) 問題なさそうであれば電源を入れて、操作パネル上で手動で前後左右に動かして異音がなければ成功です。
第二にレベリングです。この製品には2万円前後の機種にはない自動レベリングシステムがあります。
これは台座が斜めに傾いていないかの確認を赤外線で距離を測って数値で確認するもので非常に便利かつ重要なシステムです。それがない製品の場合、目視で判断することになるのですがビー玉など球体を中央に置いて転がらなければ成功!と一応判別できるものの±0.05mm以内の範囲に抑えなければ造型に問題が生じます。
※レベリングは造型1回ごとにするのが理想です。造形が長時間に及ぶと各部のナットが緩み台座が傾く事が頻繁にあります。長い時間かけてもそれを確認しなかったばかりに一からやり直す、なんてことは避けましょう
※レベリングを適当にすると造型初期段階で手前と奥でフィラメントの出方が薄かったり濃かったり、そもそも輪郭をなぞらない場合が起きますがこれは水平でないということです。
※±0.05mm以内の範囲とは四隅の数値で判断してください。中央やそれ以外の数値に大きな変動があっても四隅さえその範囲内なら必ず成功します。
さて、台座表面のセッティングですが内封されている台座のマットは”アクリル?上の半透明”なのとそれよりも弾力のある”真っ黒のロゴマーク入り”のマットがありますが使うのはアクリルマットのみです。というのもロゴ入りマットは熱で変形して ”たわむ” のでそれが造型の失敗に繋がる事が何度もありました。付属の固定具で止めても無意味です。また赤外線の探知距離がかなり短く、そのたわみが原因となって台座との距離がつかめずそれに突き刺さるように押し込むことが何度もありました。なので変形の心配がないアクリル板を使用します。その後、説明書に従い自動レベリングを行います。それで表示された数値を元に何度も何度も調整します。各所±0.05mm以内に抑える事ができたら成功です。
第三にノズルの高さ調整です。レベリングでノズルと台座を水平にし終えたらノズルの高さを決めます。
これはフィラメントの定着に影響を及ぼすのですがテストプリントするまで分からないので難しいポイントでもあります。よく紙のプリント用紙一枚が少し刷れるぐらいがちょうどいいと言われていますがまさにその通りでここはテストプリントの結果と照らし合わせて”何度も”調整してくださいね。プリント開始時に丸い輪郭を描く所を角ばったような線を引いていたらそれはノズルの高さが高い場合が多いです。(または台座が水平でない)
第四に一通り終えたら説明書にあるやり方でフィラメント入れていきます。挿入が非常に面倒で毎度苦労するのですが先端を斜めに切り落としておくと少しは楽になります。上手く入ったらフィラメントの画面上で温度の表示部分を押して過熱します。200度に設定してください。温度が規定値になればフィラメントの押し出し装置を作動できますが上手く通っていない部分はガガガガと詰まる音がします。必ずチューブ内にそれが通ってるのを確認してください。溶けた物が一定量で流れて出てきたら成功です。
第五にいよいよテストプリント開始..と行きたいところですが付属のテストモデルだと時間がかなり掛かる割りに満足度も低いので形状が簡単ですぐにできる実用的な物を作りましょう。以下からデータをDLしてください
(thingiverseというwebサイト上で”Cubistand Pencil Pen Brush Holder Stand”と検索 緑色のホルダー)
と、その前に説明書に従って専用ソフトの設定をしてください。簡単です。造型範囲さえ間違えなければ大きな失敗は起きません。設定画面を閉じて3Dビューのある画面に先ほどDLした STL形式 のデータを入れます(4つあるので全部)そして左下のセッティングをクリックをし設定値を入力します。この設定値ですが作りたいものによってその都度変更する必要があります。大きなモデルで造形が繊細さを必用ないのであれば速度を上げて印刷すれば時間を短縮できるし、造形が細かくしたい場合は精度を出す為に遅く、またフィラメントを細く出すように調整しましょう
≪調整ポイント≫
①layer Height=フィラメントの細さを調整する設定です。これで造形物の細かさが決まります。0.08mmが最高品質で通常は0.2mmでそれなりに良い品質になります。速度を重視するなら0.3mmでもOK
②Infill Density=内部の密度を調整する設定です。推奨値は20%になっていますが4%で充分です。
③Printing Temperature=温度の設定です。どのメーカーのフィラメントでも205℃で問題な造型出来ています。
④Build Plate Temperature=台座の温度の設定です。これが低すぎると溶けたフィラメントがすぐに硬化してしまい積層が上手く行かない事があるので特に部屋が寒い場合は温度を上げてください。65度がちょうどいいです
⑤Print Speed=速度の設定です。50~70で設定するといいです。造形が四角形や丸で単調な形であれば70でも問題なくいけます。細かい場合は55かそれ以下にしましょう
⑥Support Overhang Angle=台座に接していない浮き上がった部分をどこまで補強するかの設定です。
⑦Build Plate Adhesion Type=台座から造形物が印刷中に剥がれないようにするための設定です。特に小さく細長いパーツなどは剥がれやすいのでこれで設置面を増やす必要があります。Typeは”Brim”にして10mmとすれば充分です。
他は触る必要がありません。
今回のデータを印刷するのに私が設定する数値は①0.3mm ②4% ③205℃ ④65℃ ⑤60 です。
4つのパーツを右側の移動・回転ボタンで1~2cm程の均等間隔を開けて配置しましょう。支柱となる棒は縦のままで大丈夫です。レベリングが正常に水平になっていれば成功します。下の Prepare というボタンを押して出力データを完成させましょう。SDカードにデータを入れて本体に差し込みます。
プリントを始める前にもう1つだけやることがあります。それは台座の準備です。先ほどのアクリルプレートを取り外して、それに養成テープを張ります。これにより表面に凹凸が出来て造形物がはがれ難くなります。しかしそれだけでは不十分なので100均で3個入りのスティックのりを買ってきて養成テープの上に塗ります。これでどのメーカーのフィラメントを使っても絶対に剥がれなくなります(造型プレートが各メーカーより発売されていますが材質により効果がない場合もあるので養成テープ+スティックのりの組み合わせが一番 2.3回薄く重ねると完璧)
さてさてようやくプリントができますヽ(〃^▽^〃)ノ
操作盤のホーム画面よりプリントを押してそのデータを出力します。出力中も速度や温度等は変更できます。
この際、ちゃんとフィラメントが押し出されてるか確認してください。最初の数秒間は出ていないことがありますが段々と積層されていきます。
おつかれさまでした あなたの3Dプリンターライフが実りあるものになりますように
~~~~~
このマシンは一見このメーカーが一から独自に開発したように思うかもしれませんが実はこれ”Ender-3”という安価な3Dプリンターが急速に普及するきっかけとなったとあるプロジェクトで作られたマシンの派生品です。なので同じ見た目の製品の場合はパーツに互換性があったり、パーツなどに互換がある場合があります。メーカーごとに違うのは操作盤・ノズルの形状・電源の位置等です。メンテナンスや各軸の調整は同じです。
最後にメンテナンスです。3Dプリンターは造型に非常に時間がかかる為、思っている以上に軸がゆるんだり動きが鈍くなるなどの問題が起きます。造型に異常があれば頻繁に左右前後動くかどうか確認してください。そしてペアリング部には注油しましょう。注油は他のサイトやブログではあまり書かれていませんが必要な作業です。配線等に掛からないように5-56などのスプレータイプで注油し、特に縦のz軸は動きが悪いと大きな失敗を引き起こす要因になるのでゴリゴリゴリといった異音がする場合は必ずしましょう。高さのあるモデルを印刷する前は1回終るごとに注油しましょう。ペアリング等はたまにで大丈夫です。
ここまで読んで